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カランの日記



降霜の月8日

ああ、タルブール! 愛しのタルブール! 彼のことを考えずにはいられません! 市場で一目見たときから、私の心は奪われました。しかし父は平民との結婚を許しはしないでしょう。ましてや貧しいダンマーの鉱山労働者とは。マーラ、私はどうしたらよいのでしょう?




薄明の月の11日

タルブールからまた手紙です。今週3通目です。彼は私なしでは生きていけない、私を誰かに渡すくらいなら死んだ方がマシだと言っています。ああ、私も同じ気持ちです!


もうこれ以上耐えられません! いずれ父にはばれてしまうでしょう--お手伝いの者たちはみんな私の“秘密の恋”にひやひやしています。何かしらは漏れてしまうでしょう。そうなってしまう前にタルブールと私はさっさといなくならなければなりません。さもなければ、父はリーチの民を総動員して彼を潰すでしょう。




蒔種の月の22日

次の東へ向かう旅に私も連れて行くよう父を説得しました。オールド・フロルダンの宿に着いたら、夜に宿を脱け出しゾルグンデ上の丘でタルブールと落ち合います。


タルブールはここ数ヶ月給料を貯め、それをあそこの古い切り株の中にしまい込んでいると言います。それがあればリフテンへの通行証が買えるはずです。それに私たちの自由も。ああ、私の愛する人よ。もうたったの1時間だって待てません!



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